寺将会の報告(5月11日)

寺将会の報告(5月11日)

5月11日に寺将会の例会を開催しました。

今回は小学生棋士の参加が多く、なんとも和気あいあいとした賑やかな雰囲気でした。
しかし肝心の将棋の中身は、大人顔負けのしっかりとした内容。
大人の坊さん棋士が何度も何度も苦杯を嘗めさせられておりました。

寺将会の報告(5月11日)

大人を打ち負かした子供達の嬉しそうなこと、嬉しそうなこと!
そういえば、自分自身の子供時分を思い返すに、ゲームにしろなんにしろ大人を打ち負かすのは、何ものにも代えがたい喜びでした。
思うに大人に打ち勝つというのは、これ以上ないほどに子供の自尊心をくすぐる体験のような気がします。
自分に対して真剣に全力を出してくる大人と、真剣にぶつかりあうということ、これって相手が自分のことを対等の存在だと認めてくれていることに他ならないんじゃないかなぁ、と嬉しそうに喜ぶ子供と、顔をしかめて悔しがる大人を見ながら、しみじみと感じ入ったのでした。

大人と子供が全く対等の条件で楽しめるのも、将棋の大きな魅力の一つです。
今回はその魅力を改めて思い知った例会でした。

次回の寺将会は、5月29日に開催予定です。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。